こんにちは。あいです。
この蔵は『これまでを変えずありのままを知って頂くこと』ということを300年に渡り続けている。
時代が変わる中これまでを変えないということはどれだけ大変なことなのだろうか…。
そしてこの事がどれだけ大切なことなのだろうか…。
300年に渡り愛される商品って一体どのような物なのだろうか。
堀河屋野村とは
醤油発祥の地と言われている和歌山において最古の蔵とも言われている堀河屋野村は、和歌山県御坊市に1688年廻船問屋として創業し330年に渡り徑山寺味噌・三ツ星醤油を造っている。
創業より大切にしていることは、
○美味しいと思う原料
○手麹と呼ばれる伝統製法
○薪による火入れ
○四季を大切にした天然醸造
製法に関しても・原料に関しても、先人の時代と今と何も変わりなく全て手作業で造り続けている蔵なのである。
徑山寺味噌
徑山寺味噌とは和歌山発祥の発酵食品で、大豆・米・野菜から作られ3ヶ月ほど熟成させた食べるおかず味噌(なめ味噌)のこと。

堀河屋野村さんの徑山寺味噌は夏仕込みのみ。地元産夏野菜である、瓜・茄子・紫蘇・生姜を使用し、4〜14ヶ月発酵熟成している。超熟成品は、通常品の前シーズンに仕込んだものなので熟成期間が一年長い。
どのくらい味が違うのだろう…。
まずは味比べ。

向かって左が通常品、右が超熟成品。
色も香りも違う。
天然醸造なので仕込んだ時期により発酵・熟成で味が変わるという当たり前のことに当たり前のように気づかせてくれる。
通常品は野菜がゴロゴロしていて自然な甘みがあり程々の塩加減でジューシー。徑山寺味噌ってこんなに美味しかった?と思うくらい美味しい。白いご飯にのせたらご飯が止まらないだろうな(笑)
超熟成品は徑山寺味噌というより味噌といった感じの旨味。これはおかず味噌として食べるより調味料として料理に使う方が良さそう。
そのまま食べるだけではなく料理に活用してみよう。

通常の徑山寺味噌使用。
蒸したじゃがいもに徑山寺味噌とチーズをバーナーで炙ったもの。甘味の強いいんかの瞳に徑山寺味噌があう。これは完全にお酒のアテといった感じ。

超熟成の徑山寺味噌使用。
新玉葱をたっぷり使ったポテトサラダ。じゃがいもはさやあかね。徑山寺味噌でコクのある味に。
![]() | 「御坊市」堀河屋野村 径山寺みそ 400g【お届け指定は注文日から7日以降】 価格:1,512円 |

まとめ
伝統を継承し続けるということの大事さと大変さ。
それを続けるには今も昔も美味しい商品であるという事だけではなく、どの時代の食卓にも当たり前のように必ずある商品であり続けるということなのだろう。

超熟成の徑山寺味噌は非売品。なので今回はこれがプレゼント品として付いていた『発酵の力セット』を購入。このセットの他の商品もストーリーがあるものばかりで今後も楽しみは続いていく。
2020/05/某日
私は食をキッカケにして人生が豊かになりました。
食に関心を持つことで、いくつになっても食べる楽しさを失わない生き方を目指しています。
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