こんにちは。あいです。
今回は『自家製味噌』の話です。
食卓に欠かせない調味料である「味噌」は自宅で簡単に作ることができる調味料でもあります。
味噌は手軽に購入することができますが、自家製味噌ならではの美味しさや作る過程の楽しさを味わって欲しいと思います。
自家製味噌のススメ
自家製味噌のメリットは、
『自分だけのオリジナルの味噌ができる』
ことだと思います。
私が味噌を作ろうと思った理由は、
「味噌汁を美味しくしたい」と思ったからです。
普段の食事に欠かせない味噌汁。
具沢山の味噌汁があればそれだけで立派なおかずになります。だから毎日食べる味噌汁は美味しくあって欲しいですから、どうやったら簡単に美味しく出来るのか‥と考えました。
「味を決める味噌なんだから味噌を変えよう」と思ったのです。
友人が作った味噌が美味しかったから作ってみよう!と思っても大豆から茹でて味噌を作るのはなかなかハードルが高い(涙)。ですが、味噌作りキットやワークショップを利用すれば手軽に味噌を仕込むことができます。
せっかく作るのだからちょっとこだわってみたいと思いませんか?

そこで発酵に詳しい友人に相談して購入したのがこの『杉樽』です。
正直高いので購入に躊躇しましたが、これで味噌を仕込んで良かったと思います。
以前仕込んだときに悩んだことが杉樽で解消されたのです!!
味噌が熟成している時の独特の発酵臭がほとんどなく、水分(味噌たまり)が上がってくることもなく、チャック式の袋で仕込んだときのような膨らんだ袋の空気抜きの必要もない。
本当に快適!!
道具でこんなに違うのかということを実感しました。
杉樽で仕込むと芳醇な味噌が出来上がるというので、このまま追熟させる予定です。(麦味噌は追熟すると真っ黒に変色するため追熟向きではないので要注意) ということは来年は杉樽で仕込めないってことになりますね…。
味噌仕込み会
私はワイワイと賑やかに作るのが好きなので、今年はwarmer warmerさんのワークショップに参加しました。
warmer warmerのワークショップを選んだ理由は、
『材料である大豆にこだわっていたから』
です。

大豆はなつみ農園さんのコウジイラズ。 米麹はミツル醤油醸造元さん。
私が選ぶ基準にしていることのひとつに
「材料がどこで作られたかわかること」
があります。
全ての材料の生産者までは分からなくても、知っている生産者のひとつがあれば自分の好みの味を選びやすくなります。

味噌玉
ワークショップの良いところは、
「大豆を茹でたり計量するといった面倒な作業はなく、大豆を潰したり丸めたりといった楽しい作業はある」
ということです。
つまり、材料を混ぜるだけで仕込みが終了し、秋口まで見守っていれば味噌が出来上がります。
味噌作りにハードルを感じているのであれば、簡単に出来るということをワークショップで体験してみてください。
味噌仕込み後のお楽しみ。
warmer warmerさんは古来種野菜を取り扱ってる八百屋さんですので、仕込み後のお食事はそのお野菜を食べることができます。
この食事を目的に味噌作りをする方がいるくらい、野菜が主役の料理が本当に豪華なんです!!
テーブルにのりきらないくらいの料理が次から次へ出てきます。

見た目は地味で、シンプルな調理方法、最小限の調味料で味付けした料理ですが、そこには身体が心地よいと感じる美味しさがあります。
「野菜ってこんなに美味しかったんだ。」
「野菜だけでこんなに満足するんだ。」
と、しみじみと味わいながら新たな野菜の魅力に気づかされます。
そして印象に残った料理がこれです。

無水調理して焼いただけの牛蒡。
牛蒡の味が濃いのでメインといっても良いのでは‥と思うくらいの満足感がありました。

切り干し大根。
干してもこんなに大根の辛味が残るんだって驚きました。
乾物を上手に料理できるようになりたいから作り方聞いてくればよかった…と後悔が残る一品です。
まとめ
寒仕込みという言葉があるくらい冬に作るイメージがある味噌。
毎年の恒例行事のひとつとして味噌作りにチャレンジして欲しいと思いますが、大豆を煮るところから始めるとなるとハードルが高いと思います。
そんなときは、ワークショップや大豆と麹と塩が詰め合わせてある味噌作りセットを利用して自分が作りやすい方法を見つけてください。
発酵していく味噌を見守る楽しさや出来上がった味噌の愛おしさを味わって欲しいと思います。
私は食をキッカケにして人生が豊かになりました。
食に関心を持つことで、いくつになっても食べる楽しさを失わない生き方を目指しています。
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コメント
[…] 私が古来種野菜に出会ったきっかけは味噌造り会です。 […]