私の生活の一部である『美術館』に行ける日がやっと来た。
オンライン展覧会もあるけれども、やはり実物を観て体感したい。
久しぶりの美術館なのでまずは準備から(笑)
- 荷物をロッカーに預ける。
手荷物で美術品を傷つけないためでもあるが、身軽な方が観賞しやすいため。
- 100円玉持参
使用後に返却されるが、施設によってはロッカー使用時に必要となる。
東京ステーションギャラリーは100円玉不要。
- ストール持参
美術品保護のため夏場は空調が強めに効いてることが多いため。
- スマホ持参
一部撮影可の展示が増えてきているため。今回の展示は写真撮影不可。
今回の展示は解説パネル音声読み上げサービスがある。利用するためにはイヤホンが必要となるので必ず持参しよう。
東京ステーションギャラリー
6/2より約3カ月ぶりに開館。
東京駅丸の内駅舎内にある美術館。

1988年の開館以来、駅舎の構造を露わにしたレンガ壁の展示室が特徴的な美術館。
現在の展示は完全予約制。

日時指定予約制でローソンチケットで販売中。時間は1時間ごとに区切られて販売し、指定時間枠内に入館するシステム。
音声ガイダンスはスマートホンでQRコードを読み取って聞く為、スマートホンとイヤホンが必要となる。

今後はこういった解説が主流になるのかな。
ここで描く、ここで生きる
開催期間〜6/28まで。

没後50年を記念する展示で、東京では42年ぶりとなる回顧展。
神田日勝氏を知ったのは、NHK連続テレビ小説「なつぞら」の主人公の幼馴染である山田天陽のモチーフになった画家、ということから。
プロローグから始まる展示では、ベニヤ板にペインティング ナイフで一筆一筆刻みつけるように描いた力強い作品が並んでいる。
圧倒的な力強さが心に響く絵。
影響受けた作品と並べて展示してあったり、作品を時代ごとに展示してあるので画風の移り変わりが追いやすく分かりやすい展示。
印象に残った代表作である2作品。
室内風景
1970(昭和45年)作成。
神田日勝の最後の完成作品。
新聞紙が壁と床一面に貼られた室内にうずくまっている男性。
一枚一枚徹底的に描きこまれた本物のような新聞紙に囲まれた空間の中央にいる男性の強い眼差し。
なんとも言えない不安定な空気感をまとっている。
馬(絶筆・未完)
1970年(昭和45年)遺作。
未完成のままアトリエに残された作品。
ベニヤ板に馬の顔と前脚部分は精密に描き込まれていて、腹部分は下塗り、後脚は鉛筆での下書きの状態の半身の黒い馬。
未完だからなのか圧倒される作品。
これは実物を観ないと伝わらない。
まとめ
予約制だから気軽にふらっと行くことは出来ないので、来館する前に必ずホームページをチェックしよう。

そしてチケットは捨てずに手元に残しておこう。
2020/06/19

私は食をキッカケにして人生が豊かになりました。
食に関心を持つことで、いくつになっても食べる楽しさを失わない生き方を目指しています。
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