こんにちは。あいです。
今回紹介するのは『日本酒』です。
吟醸酒は和食と合わせにくいな…。
同じ土地のものなのにどうして合わせにくいんだろう…。
と思ったことありませんか?
そんなときに出会ったのが『竹鶴 門藤夢様』です。
飲んだときに身体に染み入るような衝撃を今でも鮮明に覚えています。
好きな日本酒は?と聞かれて答えるのが竹鶴ですし、燗酒の美味しさを知ったのも、古酒の美味しさを知ったのも竹鶴です。
そして今では飲食店を選ぶ基準に「竹鶴があること」としているくらい頼りにしているお酒なんです。
日本酒とは
日本を代表するお酒である日本酒は、日本古来の行事や祝い事に欠かせないものです。
原料である米と米麹と水を発酵させて造る醸造酒で様々なタイプのものがあります。
専門用語や種類が多くてハードルが高い…と感じている人もいると思います。
自分好みの味を知るためには多少の知識も必要ですが、まずは難しく考えずに味わって好みの味を知って欲しいと思います。
甘くて香りが良い日本酒が主流になりつつありますが、
私が求める日本酒とは、
【料理と合わせて美味しいお酒】
ということです。
これは日本酒だけでなくアルコール全般に言えることです。
竹鶴酒造とは
私が竹鶴を好きな理由はどんな料理にも合うということです。
1733年創業の竹鶴酒造は、広島県竹原という土地の水や米を生かした伝統的な基本の酒造りをしています。
竹鶴の日本酒の特徴は、
・色が濃い
・酸が強い
・製造年月が古い
と言ったことが挙げられますが、これらはこの土地の米や水の特性を生かし、さらにその年の気候や米の出来具合といった様々な要素反映させて
『その年ならではの日本酒』
を造り出しているからです。
竹鶴酒造が醸す日本酒はどれも竹鶴らしさがあり、その竹鶴らしさのひとつに「石川達也 杜氏」の存在が欠かせないと思っています。
(注)石川氏は2020年7月末で竹鶴酒造退社し、2020年醸造年度より月の井酒造で杜氏として着任。
私が感じる竹鶴の良さは、料理を包み込むような飲み疲れしない懐の大きいお酒だと思っています。
なので、単独で飲むより料理と合わせてその年ならではのお酒を味わって欲しいと思っています。
小笹屋竹鶴30BY 宿根雄町
小笹屋は製塩業を営んでいたときの屋号です。
無濾過・純米原酒、1年半低温で瓶内熟成してから出荷しているシリーズです。

宿根雄町は小笹屋のなかでも一番本数が少ないもので、竹原市下野宿根区で契約栽培される雄町を使用して醸された純米酒です。
酒米栽培農家である奥元忍氏引退に伴い30BY で生産終了。

BYとはBrewery Yearの略で酒造年度のこと。
日本酒のBY は7/1〜翌年6/末日までに醸造されたものを指します。
宿根雄町の特徴はなんといっても酸味で、飲み方は常温〜燗がオススメと酒屋さんに教えてもらいました。
小笹屋シリーズ飲み比べ
以前買った小笹屋竹鶴番外編が少し残っていたので飲み比べをしてみました。

この番外編は小笹屋竹鶴シリーズの無濾過・瓶貯蔵という規格を満たしていないもののそれに準ずる純米原酒です。

試験醸造のため製造は28BYのみ。
その理由は、中生新千本の醸造適性を調べるためです。
そして後進育成の一面から仕込みは石川杜氏ではなく頭の藤原氏が仕込んでいます。

見た目も香りも全く違うお酒。
中生新千本は製造年度が古いので当然ですが、濃い琥珀色で古酒ならではのグッとくる味わい。低めの温度で燗にするか、ウイスキーのようにちょっと加水して飲んでみたいですね。
宿根雄町は色が淡く爽やかな酸のなかに甘味があり燗酒にしたいなと思う味わい。これはもう少し寝かせたら味がぐっと変わりそうなのでしばらく寝かせておきます。
ちなみに私は日本酒の味の変化を楽しみたいので一升瓶で購入し常温暗所保管するようにしています。
なので今後の宿根雄町の変化が楽しみなんです。
まとめ
料理を美味しくする食中酒である竹鶴は、
・お燗にして美味しい。
・料理と合わせて美味しい。
・熟成させて美味しい。
そんなお酒だと思います。
燗にすると合わない料理はないのではないか…と思うくらい懐が深いお酒でもあります。
ぜひ料理と合わせてその年ならではの竹鶴を味わってください。
私は食をキッカケにして人生が豊かになりました。
食に関心を持つことで、いくつになっても食べる楽しさを失わない生き方を目指しています。
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コメント
[…] 今回は竹鶴酒造の小笹屋宿根雄町と合わせました。 […]