こんにちは。あいです。
店主である齋藤義展氏はかつて『賛否両論はなれ(旧:賛否両論メンズ館)』の料理長として、そば懐石を提供していた方。
齋藤氏の料理を初めて食べたのは、賛否両論メンズ館だった。一緒に行った友人と「ここはまた行きたいね」と意見が合った数少ないお店。
その賛否両論メンズ館に再訪した時、料理長が変わっていてその後必死で探し出しこのお店にたどり着いた時は食い意地が張ってる自分を褒めた(笑)
自粛明け初めての外食。『蕎麦懐石義』は二度目の訪問となる。

夜は8品のおまかせコースが基本。

まずは乾杯。
オススメしてもらった日本酒「奈良萬おりがらみ」を飲みながら最初の料理を期待しながら待つ。
最初の一皿一口って大事だよね。お店の料理(コース)の印象が最初のこの一皿で左右されるから。
先付け

山芋豆腐 北海道うに添え
山芋豆腐のツルッとヌメっとした食感に雲丹のまろやかさ。夏らしい爽やかな一皿からスタート。
揚げもの

稚鮎の春巻きとヤングコーンのおかき揚げ
春巻きのさくっとした食感と稚鮎のほろ苦さ。初夏が旬の稚鮎はこの時期出てくると嬉しい食材のひとつ。
ヤングコーンの甘さが引き立つ揚げ物。おかき衣のカリッとした食感が楽しい。
碗もの

あさりと青さのりの新丈
磯の香りたっぷりの碗。
向付

真鯛の昆布締め、真蛸、喉黒の炙り
ここの自家製醤油が美味しくて病みつきになっている。今回は生姜たっぷりの生姜塩昆布醤油。何につけても美味しくなる魔法のつけダレ。持ち帰りしたいくらい好き。
焼き物

スズキの山椒焼き。ミニトマトの土佐酢漬け・バジル入りおろし添え
山椒の香りが爽やかな夏らしい焼き物。
ミニトマトの土佐酢漬けが美味しい。付け合わせが美味しいって嬉しいポイント。
蒸し物(写真なし)
はもとアスパラの茶碗蒸し。梅肉ソース
鱧の旬は6月~7月の初夏と10月~11月の晩秋の2回ある。
旬が2回ある理由は産卵の時期に関係している。
1回目の旬である6月~7月の時期は産卵に備えて栄養を蓄えていて、2回目の旬である10月~11月の時期は産卵で使った栄養の補給がされて産卵前よりも栄養を十分に蓄えている状態。
初夏であるこの時期の鱧は「鱧は梅雨の水を飲んで育つ」と言われるように、一番身がやわらかくて美味しいと言われている。
おしのぎ
主役のそばは2種類で、月替りの変わりそばか、せいろのどちらかを選ぶ。蕎麦のサイズは、小盛り・普通盛り・大盛、から選べるの心使いが嬉しい。

せいろ蕎麦(小盛り)
〆って食べきれないことがあるけど、ここは蕎麦を目当てに来ているので完食必須。
ふんわり盛られた細めの蕎麦。香りは穏やかでキリッと〆られていて喉越しが良い。
デザートは4種類から選ぶスタイル。
デザート

蕎麦珈琲アイス最中、わらび餅、抹茶ブリュレ、を選択。
最中の珈琲のほろ苦さが口直し代わりになる。
お店という特別空間で食べる料理。
旬を取り入れた食材。そして夏らしい爽やかな味付け。季節感を感じる料理の数々。
夏が来たなって、食から季節を感じる料理って素晴らしい。
22020/06/某日
私は食をキッカケにして人生が豊かになりました。
食に関心を持つことで、いくつになっても食べる楽しさを失わない生き方を目指しています。
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