こんにちは。あいです。
今回紹介するのは『古来種野菜』です。
私が古来種野菜に出会ったきっかけは味噌造り会です。
味噌の仕込み後にいただいた野菜がいつも食べている野菜と違う美味しさがあり感動したので古来種野菜セットを取り寄せました。
古来種野菜は販売している場所も限られますし価格もちょっと高い(涙)ので、毎回使うのはちょっと難しいかなと思いますがスポット的な使い方であれば可能です。
では、古来種野菜を料理した感想を含めて紹介したいと思います。
古来種野菜とは
warmer warmerが名付けた古来種野菜とは、日本各地の土地に根付き種を代々受け継いできた野菜の総称です。
古来種野菜の魅力 その①
『見た目も味わいも個性豊か』なことです。選ぶのも食べるのも本当にワクワクする野菜なんです!!
香りがよく味が濃く野菜本来の旨味がギュッと詰まっていて、形が不揃いなのもチャーミングです。
シンプルに食べたいので結果的に調理が簡単になります。

皮のまま蒸した甚五右ヱ門芋
佐藤春樹さんの甚五右ヱ門芋。
里芋ってこんなに粘りあった?と思うくらいねっとりとした粘りがある里芋。里芋自体を味わいたいから塩も味噌も何もつけたくないですし、食べ出したら止まらなくなります。
旬の野菜と果物を組み合わせたサラダ。

春菊と柿のサラダ
岩崎政利さんの春菊に市販の柿と合わせて。
味が濃く茎まで柔らかい春菊。サラダやお浸しといったシンプルな料理にしたくなります。
見た目や味わいに個性があるのはメリットもありますがデメリットもあります。
例えば、
初めて見るような野菜はどうやって料理しようか悩みますし、食べ方が分からなかったりすることもありますよね。
でもそんなのときは、まず味見をしてください。そうすれば料理のイメージが沸くと思います。
私は何を作るか考えるこの時間がとても好きですね。
古来種野菜の魅力 その②
『野菜にストーリーがある』ということです。
古来種野菜は代々受け継がれている野菜なので、野菜それぞれに背景があります。それは、生産者だったり野菜の歴史だったり様々な物語です。
たとえば、南部太ネギ。
絶滅しかけてたのを農業高校の生徒さんが種を受け継いで栽培を継続したことで現在に受け継がれているそうです。

南部太ネギのグラタン
高校生のエネルギーに感動して買った南部太ネギ。ネギも太くてジューシーでエネルギッシュな印象を受けます。
沼山大根は栽培が途絶えていたものを秋田県内の3人の農家さんが復活させたそうです。

沼山大根のステーキ
いぶりがっこを作るときに使う大根として受け継がれていたそうで、生で食べると「辛っ!!」って声が出るくらい辛いです(笑)
国や人に歴史があるように野菜にも歴史があるということを知って欲しいと思います。
warmer warmerの古来種野菜セット
その時その土地の旬の野菜が入っていますので、日本の四季の移り変わりを野菜を通して感じることができます。
とはいえ、野菜セットは何がどのくらいの量で届くかわからないからちょっと怖かったりしますよね。
これは『10周年企画 お野菜セット』です。
プレッシャーがかかる量ですが、美味しく食べるためにはやることがふたつあります。
まずは「野菜の仕分け」です。
すぐ食べたほうがいい野菜と保存が効くものに分けます。
次にやることは「野菜の時間を遅らせること」です。
ピクルス・漬物・干し野菜といった保存食や調味料に加工します。

「酸豆角」
今回のセットにはササゲが3種類入っていたのでササゲの漬物にチャレンジしました。
漬け込んでる時の発酵臭がすごかった(泣)ですが、これは作って良かったと思う一品です。
仕分けと加工をすればこの量の野菜を食べ切れる自信が出てきますよ。
野菜の保存 凍り野菜
私のオススメの保存方法は「生の野菜を切って冷凍する」ことです。
この本を読んでから旬の美味しい野菜こそ凍り野菜として保存すべだと思っています。
![]() |
うま味凝縮・塩分控えめ・さらに時短!凍り野菜レシピ うま味凝縮塩分控えめさらに時短! [ 是友麻希 ] 価格:1,210円 |
なぜならば冷凍することで、
・野菜が長持ちする
・使いたいときに使うことができる
・調理時間の短縮
といったメリットがあるからです。
便利だな~と思った料理がこれです。

岩崎政利さんの玉ねぎを使って
凍り玉ねぎを使った「オニオングラタンスープ」
凍り玉ねぎは火が通りやすいので、玉ねぎを炒める時間が格段に短縮されます。
時間がないときこそ凍り野菜があると便利ですので、野菜を大量購入したときや野菜が余ったときは是非試してください。
基本的には、生のまま冷凍するならばどんな野菜も冷凍可能ですよ。
まとめ
古来種野菜という代々と受け継がれた野菜があることを知って興味を持って欲しいと思います。
そして実際に古来種野菜を手にとって味わってください。
毎日ではなく時々でも、全部ではなく一品だけでも、その年その土地の旬の野菜を通して季節を感じる食卓にしませんか?
私は食をキッカケにして人生が豊かになりました。
食に関心を持つことで、いくつになっても食べる楽しさを失わない生き方を目指しています。
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